贈られた花 その三

創立者より

消えた添え書きが族員の手助けで復帰したので改めて発信の運びに相成った。
・・・・・・・・・
花より団子の質で無粋そのものである私が珍しく花に反応した。
「祝宴」の会場からクラブハウスに運び込まれてきた花である。
百合の香りがささやかな空間に満ちた。
花とその香りが贈り主との記憶を蘇らせた。
2002年1月17日シアタードラムの三階席に行った。
前年、麿は胃癌を患ったと伝え聞いていた。
早い復帰での独舞。
三途の川岸を背に、舞台上手に去って行きつつ、振り返り、また一歩と
後ろ姿に私は涙が溢れた。
麿赤兒と同じ時代に生き、彼の表現を受け取れることに
感謝した。
この祝いの花は
千人、万人に等しい力を「拠り所」開設の力添えをしてくれた。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/8138/rakudakan/tempten/riversedge.html