又々、歳を重ねて

創立者より

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又々、歳を重ねてしまった。
幼い頃、二十歳迄生きるのは無理だろうと、
大切に育てられ、それが生き延びて、
二十歳を過ぎていくばくも無く、
単車乗りになった。
自らの命の儚さを教え込まれていたのだから、
健康に悪い何ぞは、何処吹く風かとばかり、好き勝手に過ごしてきた。
どのみちこの身体は、事故で壊れると判断したことも、
不健康も健康も無視をしてきた理屈だった。
ところが、現状は今に至ったのだから、
単車に乗ることは、私にとっての健康法といえる。
ドンペリが届いた。
最近は琵琶湖に届けられて、お福分けの口が多く、香りと滴、一滴を頂いてきた。
最も琵琶湖と時期が重ならない頃も、不思議とドンペリは人気が高く、
鼻の利く輩が集まって来て、状況は同じようなものだった。
今年は何十年ぶりに、ゆっくりと味わうことが出来そうだ。
今より相対的にドンペリの価格が高価だったから、
「ドンペリ男」君の仕事が多くを語らずと調子不調が判ったものだ。
恙が無く届いたから、本年の仕事は順調ということだ。