赤い月

創立者より

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11日(土)琵琶湖湖畔(滋賀県守山市)マイアミ浜にて、31回目の集会が開催された。
台風18号(国際名ファンフォン)と台風19号(国際名ヴォンフォン)との合間で、
吹く風も穏やかに気温も暑くも無く、寒くも無い適温だった。
何時も世話人諸君の気配りに、私は西の文化の厚みを受けとっていた。
今回は、長い間裏方でこの集まりを支え続けてきた女房達が表に登場してきた。
男の集まりということで、控えに控え裏に徹してきた女房達、彼女達の支えなくては、
この集まりの継続と接待の完成度はあり得ない。
東と西、夏と秋の我々の年二回の集会は
本来、東の者は西へ、そして西の者は東へ奔れと設定された。
今現在年数が積み重なり、息子や娘達と共に参加してくる。
また共々東から奔りきって来る親子がいる。
それこそ、私が思い描いた景色なのだ。
当時私も若かったので、想定外の事態がある。
それは元気一杯だった単車乗りが、多く介護世代になっていたことだ。
家庭設営の目鼻が付いたらその時にはと、あれこれ夢見ていたが、
ご両親、親族の介護に精一杯の単車乗り達の多いこと。
介護の合間に駆けつけて来る男達、時間が割けず参加費のみ納め、
「皆さん楽しんで・・・」と祝儀にする者。
集まる人達と、迎える人達の息が合ってこそ充実した時が流れる。
この場の一時(いっとき)皆、少年の目に戻りキラキラ輝いていた。
琵琶湖水平線から、大きな赤い月が昇った。
東と共に品格のある持て成しは、「創立50周年」に相応しい。
仕上げの集会、11月21日(金)に奮って、
ハマに登場を命じるぜ、諸君!!
10月21日  月影書院にて