満月は巡り来る。
思い起こす事、昭和最後の12月に、定例満月遠乗り会は開催された。
昭和天皇の病状重く、日本全国自粛の空気が漂う最中である。
葉山御用邸は厳重な警護、海上にも艦艇が監視の目を光らしていた。
機動隊は我々に尋問に来た。
「此処で、何をしているのか?」
「陛下のご病気の治癒を願って、能楽の大倉正之助氏が大鼓を奉じ皆と祈念しています。」
その時の指揮官、飯村和弘(映像部)の返答だ。
あれから30年、退位間近の現天皇皇后両陛下が21日から、葉山御用邸に静養と聞く。
昼間両陛下は、神奈川県立観音崎公園にある「戦没船員の碑」に供花された。
6万人超える多くの商船漁船が軍に徴用された追悼の碑に参ったのは、
今回で8回目との報道がされていた。
昭和から平成の今も、ケンタウロス満月遠乗り会も有志達によって続いている。
数年前からは、「バイクは俳句」と、ケンタウロス満月遠乗り会参加者は、一句捻ると
一つ掟を加えた。まぁ、俳句風というか、、、自由句というか。
「月に富士 雲一つない 夜空かな」(詠み人:坂部)