「スペースワールド2017年12月末閉園」の記事に目がとまった。
パタリロ(族名)が16年前にやって来て、転勤になったと私に報告。
八つ当たり気味に、単車倶楽部に所属するから左遷されたと言う。
その転勤先がスペースワールドだった。
1980年代後半から、スペースワールドの親会社を含め、
日本の大企業(鉄鋼業)も経営の多角化が叫ばれていた。
その流れで彼の所属組織が動いた結果、
新規事業(テーマパーク)設立に選ばれ、北九州に向かうことになった訳だ。
堅くて大きく重い物を扱う仕事とから、
人の感情を対象にする仕事への変化は、パタリロにとって不安だったろう。
時期が来たら本社に戻されるだろうとの私の言に、
パタリロは、子会社に行かされて本社に戻ることはあり得ないと否定した。
だが彼は本社に戻った。
本社に戻った彼から仕事の報告。
それは、巨額(1,200億円)の費用で企業買収。
彼に、
「パタリロ、お前は企業人でいろ、その方がデッカい仕事が出来る。」と、伝えていた。
その成果なのか、
「ロビーストも100人からの弁護士にも働いてもらって契約にこぎつけた。」と、言っていた、
明日、本契約に米国に飛ぶ話だった。
買収先の社名を聞かされても解らない。
業務内容の説明を聞かされて、この企画は破談に為ると確信した。
我らのインターネット世界が始まったのは、
1995年阪神淡路大震災の後、半年過ぎた頃だ。
眼の付け所は悪くないが、米国の国防に関係しそうな業務内容だ。
(国防省が裏にいるに違いない。)
かっての『敵国』に、そして占領国に機密を金に任せて売り渡すわけが無いと判断した。
激励したかったが・・・できなかった。
それ以来、パタリロの顔を見ていない。
暫くすると、彼の所属する会社が、
コンピューター業務から撤退するニュースが出ていた。
そして、今年12月16日、公式サイトにて閉園を発表された。