キャップ集めの報告

創立者より

小さな記事が目にとまった。
「ペットボトルで途上国にワクチン」フタ集め、活動広がると記事表題。
横浜市内1700団体のと個人が協力、
2011年だけで約12万人分のポリオワクチンが
届けられる量に相当する約9900万個を集めたと
記事は伝えていた。
諸氏にキャップ集めの協力を伝えたのは2005年だった。
かって発行していた機関紙ペーパーケンタウロスに登場した女性が
スナックのママになっていた。
そのママが声を掛けてきた。
知り合いの高校生がキャップ集めをしている。
それがワクチンになって海外に贈るとのことで協力をして欲しいとのことだった。
店に集まる元気一杯のご婦人方も協力をしていた。
令子ママは集まったキャップを水洗いして 多分選別もしていたのではなかろうか。
手間掛かるねと声を掛けた。
彼女は笑っていた。
人の良い人々の善意が1年で約9000万個の集積を生み出したというわけだ。
今回遅蒔きながら何気なくキャップ集めのHPを開いて知った。
内閣府認証の組織。
なんと高校生達のボランティアから「立派な組織」に変身していた。
更に検索すると組織がしっかりしている為か
計算上集めた「金額」の内、20%ちょっとがワクチンになっているそうだ。
7年間我々の集めたキャップは数人分のワクチンにはなっているのは間違いない。
だがエコとは程遠いへエネルギー消費の上で成り立っていた運動といえる。
声がけをした折に 冷ややかな諸氏の顔があったことを思い出した。
そうした皆さんは私の声掛けに苦笑いを押し殺して
その上で力添えをしてくれたわけだ。
この世、綿密に組織されているとますます実感させられた。
倶楽部のキャップ袋には未だキャップが入れられ続けている。
習慣になってしまった。
80%のピンハネがあっても20%分実質役立つと信じるか信じないか
悩むところだ。